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資産クラス毎の値動き分析、各種株価指数イベントの考察、アノマリーの検証、225オプションのリスク管理備忘録です。日本株&デリバティブの運用と金融翻訳で生計立てています。

Weekly Market Summary: 2022/2/18

2/14-2/18: 右往左往の「賭場 in ウクライナ」開帳。結局、一番儲かっているのは、寺銭荒稼ぎの胴元プーチン

 

地政学リスクという「喉元過ぎれば」的なネタなだけに、警戒感からの手控えで商いはそれ程膨らんでいないし、VIXも30越えとはなっていない。株式市場で活発に動いているのは、ウクライナ情勢の関連報道に翻弄されながら、丁半博打を繰り返す短期筋ではとの雑感。リスクオフ・ムード満開で、資金はグロース株や仮想通貨から国債や金へシフト。株売り/コモディティ買いのスタグフレーション・トレード優勢の印象も強い。

 

曜日別の主な材料は、

[2/14(月)]:

 

[2/15(火)]:

 米1月PPI - y/y (実)9.7% (予)9.1% (前)9.8%、m/m (実)1.0% (予)0.5% (前)10.4%、

 米1月コアCPI - y/y (実)8.3% (予)7.9% (前)8.5%、m/m (実)0.8% (予)0.5% (前)0.6%、

 米2NY連銀製造業景気指数 - (実)3.10 (予)12.15 (前)-0.70

[2/16(水)]: 

 中国1月PPI - y/y (実)9.1% (予)9.5% (前)10.3%、

 中国1月CPI - y/y (実)0.9% (予)1.0% (前)1.5%、

 米1月小売売上高 - m/m (実)3.8% (予)2.0% (前)-2.5%、

 米1月小売売上高 - m/m (実)3.3% (予)0.8% (前)-2.8%、

 米1月鉱工業生産 - m/m (実)1.4% (予)0.4% (前)-0.1%、

 FOMC議事要旨

[2/17(木)]: 

 米新規失業保険申請件数 - (実)248K (予)219K (前)225K、

 米1月Phila連銀製造業景気指数 - (実)16.0 (予)20.0 (前)23.2

[2/18(金)]

 

 

下図は、225オプション3月限のIVスマイルカーブ、IVの前日比と出来高の1週間の推移。週初にウクライナ情勢の緊迫化を受けて、一気に浮揚を見せたが、その後は緊張の緩和と激化に振らされたものの、一層の上方シフトとはなっていない。

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