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年初から大仰角で上昇している日経225 1月は33kから36kへ3度の中台替わり、2月も36kから39kへ3度の中台替り、そして3月には40k大台越えで史上最高値更新の凄まじい上げっぷりである(下図は日経225ミニ先物中心限月の年初来チャート)。 円安ドル高主導の上…
2018年と2023年の金融市場には類似点が多い。金融政策面では引締サイクルの後期にあたり、企業業績の点では予想EPSの高原状態が続き、株式のバリュエーションは割高感がある等々。こうした類似点の多さが値動きを似通ったものしている。 下2図は左がS&P500指…
1/11東証発表の「上場会社による新市場区分の選択結果」によると、注目されたNon-T1(2部、ジャスダック及びマザーズ)からPrimeを選択した上場会社は無し。 Prime変更要件をクリア済と考えられた候補銘柄には昨年来、買い手垢が付いたが、殆どが既にスタン…
日経、Bloomberg及びReutersの記事から中国恒大集団のB/Sと関連リスク確認。 当局の「3つのレッドライン」規制や金融機関による不動産向け貸し出し総量規制を通じた兵糧攻めが効き、9/20の利払いは停止とも言われており、債務再編交渉はこれからが本番。GDP…
2022年4月の新市場区分施行を前に、2020年11月1日付で1部昇格基準がupdateされた。新基準での形式要件は、プライム市場のそれに沿う内容となっている(下記サイト参照)。 一部指定・指定替え・市場変更基準 | 日本取引所グループ (jpx.co.jp) 旧基準からの…
1. 小型株が弱い 昨年11月の米大統領選以降、「米株は小型株優位、日本株は大型株の優位」の対照的な流れが続いている(下表&下図参照)。米株は、バイデントレード深掘りで、シクリカル系の内需小型株を選好する動きから、主要3指数以上にラッセル2000の上…
2020年のBest Performerはグロース株 2020年の主要国株価指数の年間リターンは、グロース株ウェイトの高い指数の圧勝であった。上昇率第1位は、+40%超の米ナスダック指数。資産クラスを抜きにすれば、+300%のビットコインがダントツの1位なのだが。 バリュー…
東証1部昇格は、パッシブファンドの買い需要が発生するため、当たれば大きなリターンを見込める。この昇格前の投資の肝は、候補銘柄の選別と投資タイミングである。前者は、昇格に必要な形式要件の充足状況のスクリーニングやコーポレートアクション履歴から…