2021年4月の東証1部昇格組入はマザーズから昇格のラクス(3923)のみ(下表参照)。
下図は、昇格承認後からパッシブ買付日までの指数化チャート(昇格承認日引け=100)。売出付きの昇格であったが、発行済株式数の4%程の小規模売出は需給懸念とはならず、道中大きく凹むことなく右肩上がりの推移であった。今日はtopixのfree float変更に伴うリバランスフローのインパクトが大きかった模様。
今月のラクス(3923)以降に承認された昇格銘柄は今のところない。東証の市場区分再編に伴い昇格基準のハードルが上がり、micro-cap系の昇格が見られなくなったため、昇格銘柄数は減少傾向にある。次の昇格銘柄は、3/8に市場変更申請の開示を出しているメイコー(6787)になるのかも。
市場区分再編によって、昇格予告開示の文言に「プライム市場」が出てくるなど変化が見られる。個人的に知っている限りでは、3/16に分売の開示を行ったギグワークス(2375)が、東証1部以外の市場から「プライム市場」を目指す第1号開示例かと。
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