2021年1月の東証1部昇格組入は11銘柄(下表参照)。ベース(4481)、SREホールディングス(2980)はほぼ1年きっかりで昇格。2020年11月より1部昇格基準のハードルが上がっており、概ね3か月の審査期間を考慮すると、2月以降の1部昇格は新基準ベースとなると見込まれる。従って、アイケイ(2722)、キャピタル・アセット・プランニング(3965)、ODKソリューションズ(3839)等のマイクロキャップのJQからT2経由昇格パターンは見納めとなりそう。
下図は、昇格承認後からパッシブ買付日までの指数化チャート(昇格承認日引け=100)。ざっくり言うと、JQからT2経由で昇格した小粒銘柄は軟調で、PO無しでMから昇格した銘柄は、マザーズ指数の堅調な動きに歩調を合わせる形でしっかりであった。本日のパッシブ買付日は、FOMC声明での景気回復の遅れ懸念を受けて市場全体が売り込まれる中、引けにかけて当日安値を付ける銘柄が多く、平均で3%強のマイナスリターンが観察された。
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